仕事から帰って、急いで夕飯を作る。30分立ちっぱなしで、なんとか一品多く並べる。 「いただきます」の声のあと、子供の箸がぴたっと止まる。野菜をよけて、ごはんだけ少し食べて、「ごちそうさま」。 ほとんど手をつけられていないお皿を見て、「あ、また今日もか」と思う。怒る気力もなくて、ただ黙って残りをラップにかける。あの感じ、あなたも思い当たりませんか? 僕はずっと、これは自分の料理の腕とか、子供のわがままの問題だと思っていたんですよね。でも、どうやらそれだけじゃなかったみたいなんです。 「ちゃんと作ってるのに食 ...